teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助 youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ]


Mayさんへ

 投稿者:管理人abe  投稿日:2011年10月 5日(水)01時53分5秒
  ⑥顔
 画面の中央に横たわっているのはデフォルメされた顔ですよね。この顔はガラと出会った後に描かれた「大自慰者」と同じものです。
 ダリが幼い時にカダケスの北の港プエルト・デ・ラ・セルバ(もしくはランサ)に一頭の鯨が打ち上げられました。この件は「天才の日記」1953年9月2日のページに腐った鯨の臭覚的思い出の反芻として記載されています。浜辺の凸部にひっかかっている様子はまさにこの鯨の印象と言っていいでしょうね。そのわりに臭気を感じないのは、舌で感じる主題に臭気が会わないといういたって一般的な事情だと思います。
 この顔状のものは画面の中央部に描かれています。ダリが言うとおりであれば「柔らかい時計」が描かれる前に表現されていたはずです。この絵から「柔らかい時計」を消去した状態を想像してみると分かりますが、当初はこの顔が作品の主人公だったのです。

⑦大きさ
 この絵は24.1cm*33.0cmの大きさです。上野の森でのMoMa展で展示された際に人だかりでなかなか真近に観ることが出来ない時に「へ~こんなに小さかったんだ」との感想を何度も聞きました。私は予め大きさを承知して観に行ったのですが、それでも小さく感じました。
 このように印象している大きさよりも実際は小さい場合があります。「セックスアッピールの亡霊」


またまた続きは夜にします。。

 
 

Mayさんへ

 投稿者:管理人abe  投稿日:2011年10月 4日(火)06時39分46秒
  おはようございます。abeです。

昨日、キイ操作ミスで消してしまいましたので再カキコします。

①輝く岩
 私がこの「記憶の固執」を初めて観たのは相当昔のことになりますが、第一印象として目に飛び込んできたのは「柔らかい時計」でもなく背景にある黄色に輝く岩でした。それが正直なところです。この絵を観て「柔らかい時計」でないものが第一印象として感じていたということは何か恥ずかしく後ろめたいような気がして言うのをはばかっていました。
 この黄色くまた薄青色に輝く岩はカダケスやクレウス岬の岩の写実ではありません。勿論、それらの奇岩からヒントを得て描かれたのは間違いないとおもいます。この精神分析的な黄色の輝きは「最後の晩餐」や「晩鐘の考古学的回顧」の背景に使われている黄色い雲に通じるところがあります。
 この岩は近景の時計達とは対になる存在として遠景にまるで別の世界として描かれているような気がします。

②時計
 この「記憶の固執」は「柔らかい時計」という概念を誕生させた作品です。多くの解説者は「時間への不信」との主旨で解説していることが多いです。確かに1905年にアインシュタインが特殊相対性理論を発表して時間といえども絶対的ではなく相対的であることを示していますから、ダリはその理論を知っていたと思います。
 しかしながら、科学者などがダリに対して「この作品のヒントは時間への不信ですね?」と問いかけても、「いいえ、一版的なこと(食べること)」ですとはっきり言い切っています。

③美はたべられるもの
 ダリは「異説・近代藝術論」の中で「「美はたべられるものであるか、さもなければ、存在しないだろう」と言っています。これは「アンドレ・ブルトン」が「美は痙攣的であるか、さもなければ、存在しないだろう」との言葉に対して新たなシュルレアリスムを表す言葉として述べたものです。
 パリの社交界では「美しいもの」の尺度として「食べらるか否か」として語られていました。さて、カマンベールチーズの柔らかさからの着想で創り出されたこの「柔らかい時計」はたべられそうでしょうか。

④舌触りと臭い
 どうしても絵画は目で観るので視覚以外の感覚が欠落しがちです。ダリの絵のほとんどは乾燥していてびじょびじょ感が無く、臭いを感じません。この絵も同じです。カマンベールチーズのような柔らかい時計にもかかわらずです。
 荒巻義雄氏の短編小説「柔らかい時計」があります。火星を舞台に登場するダリ氏が嗜食症に起因して時計を食べる場面があります。
 さて、この絵の中の時計を食べることを想像してみてください。美味しいですか? ネジや歯車は硬くないですか? 臭いはしますか?

⑤蟻
 蟻はダリの絵にとって重要な役割を果たしていますね。この絵では左端の変形していない時計にだけ群がっています。蟻は死の象徴とも言われますが、ここでは死ではなくて食べ物に群がっているようにみえます。
 唯一この時計だけ変形していなくオレンジ色に輝いていて、まるで蜜をかけられている果物のようです。

⑥顔
 画面の中央に横たわっているのはデフォルメされた顔ですよね。この顔はガラと出会った後に描かれた「大自慰者」と同じものです。
 ダリが幼い時にカダケスの北の港プエルト・デ・ラ・セルバに一頭の鯨が打ち上げられました。


出勤の時間です。残りは帰ってから追記します。
abe

 

Mayさんへ

 投稿者:管理人abe  投稿日:2011年10月 3日(月)00時39分18秒
  こんばんは、abeです。

今、7項目のアイディアをカキコしていてまもなく完成というところで、キイ操作を誤り全て消えてしまいました。本日は遅いので再カキコは明日にします。間に合うといいのですが。
 

(無題)

 投稿者:Mayメール  投稿日:2011年10月 2日(日)02時40分47秒
  あべさま

お返事ありがとうございます。今回のルールは、アイデアをサポートする為に他の本や研究から引用しなくてはいけません。私の方も、以下の見方で調べてみようと思っています。

絵の中のモチーフ(アリンコ、時計、セルフポートレイト、ハエなど)の意味、シンボル性を一つづつしらべる。

背景のランドエスケープと時計の質感のギャップについて(背景に比べて時計などのモチーフがデフォルメされているようにみえました)

お忙しい中ありがとうございます。
 

Mayさんへ

 投稿者:管理人abe  投稿日:2011年10月 1日(土)06時23分59秒
  おはようございます。
 この作品は上野の森で実物もみていますし模写もしました。
 どんなアイディアを進言できるか少し考えます。

 本日はスイスの友人のご案内があるため、明日以降にカキコ予定とします。
 

ダリの作品についてのエッセイ

 投稿者:Mayメール  投稿日:2011年 9月29日(木)13時47分58秒
  こんにちは、ひさしぶりの書き込みになります。

今学期とっている授業でダリの作品についてエッセイを書こうと思っております。(その作品からダリや作風や影響に話が飛んでも良い)

お題は「ニューヨークの美術館に展示されている作品」なので、MoMaの”The Persistence of Memory”で書こうと思っています。しかし、この作品とダリ自身がとても有名なうえ、エッセイを評価する教授も気合の入ったアメリカ人なので、日本人のわたしが適当なエッセイでは2番どころか100番煎じになりかねない、呼んでいてつまらないものになってしまいそうで怖いです。

もし、abeさまに「The Persistence of Memory」について、もしくはそこからリサーチに発展出来るアイデアありましたら是非お知らせください。

よろしくお願い致します。
 

dalistさんへ

 投稿者:管理人abe  投稿日:2011年 9月20日(火)23時31分14秒
  久しぶりでした。管理人のabeです。

私も諸橋近代美術館へ行ってきました。

 「母の肖像」は服装や背景はほとんど未完成といっていい作品ですね。しかし、顔の色使いには気持ちを入れて描き込んだ様子が十分に窺うことが出来ました。同時期に描いた父やティエタの肖像・自画像と比べて写実にこだわっていたことが明確に分かります。
 母の絵をほとんど描いていないのには理由があると考えるのが自然だと思います。ダリを失望させないたったひとりの人であったのですから。祖母や乳母以上に関心があったはずです。
 
 

8/27にまた行ってきました

 投稿者:dalist  投稿日:2011年 9月15日(木)14時45分54秒
  私もabeさまが書かれていた、“母の絵をほとんど描いていないのには何らかの理由があったはず”が気になったので、その辺を注意して見たのですが、解説パネルに、“母の絵を2枚しか描かなかったのは、母が早くに死んでしまったため”(つまり、長生きしていればもっと描いたはず?)という意味の、いたって単純明快な説明が書かれていました。 それで私も『全画集』をめくってみたのですが、確かに家族や知人の肖像画は、ほとんどが1920年以降に描かれているのですね。 ダリの母は1921年の、それも2月に亡くなったそうですから、やはりこれでは描きたくても描けなかったかも。 実は私もabeさま同様(?)、もっと深い意味があるのかと思っていたのですが、案外これが正解だったりして?
 

Mayさまへ

 投稿者:dalist  投稿日:2011年 7月21日(木)16時05分20秒
  唇の形のコンパクトは初めて知りました。 いろんなものが出ているのですね。 なので以前、ダリの商業関係の作品集があったらほしいと、書いたことがあるのですが。
ダリの化粧品関係の作品で私が知っているのは、化粧品そのものというよりもそのケースで、小鳥の形をしています。 羽を持ち上げるとファンデーションが、首を引っこ抜くと(ちと乱暴だよね)ルージュが出てきます。 何点か作られていて、日本ではカネボウの化粧品博物館にあるそうです。 図版は『DALI MASS CULTURE』(書籍430)に載っていますよ。
 

(無題)

 投稿者:May  投稿日:2011年 7月19日(火)14時24分13秒
  学校の課題は難しくは無いのですが、リサーチと文章を英語でやら無くてはいけないので、形にするのだけでネイティブスピーカーの3倍くらいかかる事と、提出期限があることが悩みです。

ダリの香水で思い出しましたが、ダリのモチーフの唇の形のコンパクトのファンデーション(たしかカネボウが出していて、ちゃんと上唇と下唇に分かれて開くんです)が売っていてとても欲しかったのですが、それが3000円くらいで当時小学生だったわたしは指をくわえてみていました。

その時は、それがダリのモチーフたとは知らなかったのですが、その奇抜なデザインのコンパクトがとても欲しかったのを覚えています。
 

レンタル掲示板
/20