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最も気に入ったのが、ゴスペル風の(HYMN)でした。神や自然やもろもろに対する敬虔な祈りと言うよりは、愛する妻への心からの賛歌と言った愛を感じさせる曲でした。ドクターは仲間内では愛妻家で通っているのではないかと推量します。
「石狩」は、ふるさと石狩への加藤氏の賛仰とノスタルジーの産物であろうが、この曲には、石狩でなくても通用する、ふるさと賛歌的な一般性があり、一寸残念であった。
jazzと言うのは、感性とムードさえよければ、散文的な適合などは問題化されないような曖昧さが許されるのかも知れぬが、私にはぴんと来なかったのである。
例えば、ベースで北国の厳しい自然や冬の季節と、そこで忍耐強く生き抜く北の人々のたくましい生命力を表現させ、反対にピアノには束の間の明るい春夏秋を謳歌する人々の喜びを主張させ、その両者のせめぎ合いを、丁丁発止と演奏すればいいのだ。
この掛け合いは北国独特のもので、石狩と言う特殊性がもたらす音楽性がそこにはある。
最後に北の大地での自然と人間との握手が実現し、喚起の合奏が繰り広げられる、と言うのもいいではないか。
加藤氏の曲は、その点、少年期の追憶が曲想の源となっており、限界を感じた。
二人(二つの楽器)の掛け合いも随所で見られ、また即興の楽しさも味わうことができた。
普通、ピアノの伴奏にはベースとドラムが付物であろう。しかし、今回はベースとピアノのコラボレーションでsり、両者の立場は互角だけに、今回は両者の演奏での駆け引きの面白さをかなり期待していた。。
しかし、お二人の間には紳士協定が結ばれていたらしく、節度のある掛け合いが展開し、火花が散る場面はなかった。もっと一方が勝手に仕掛けていいのではないか。
とはいえ、あのあたりがドクターのドクターたる所以なのかもしれない。とも思う。
初めて聴いたジャズのライブです。私の感想は見当違いもはなはだしいかもしれません。しかし、大変楽しく、11月のシャンソンとのデナーショ
ーにも伺わせてもらおうと考えております。
では、失礼致します。
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