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今度は行ってきました!

 投稿者:dalist  投稿日:2008年 8月20日(水)18時06分59秒
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  6月も7月も行けなかった諸橋近代美術館に、15日にやっと行けました。 今回は『10年の歩み展』ということで、美術館のこれまでを振り返っているのですが、なかなかよかったですよ。 特に印象的だったのは、冒頭に掲げられた創設者の写真。 これまで見ていた温和な(?)表情とは違って、まっすぐに見据えた眼光の鋭さには、射すくめられてしまいそうでした。 この人がこの美術館を作った・・・日本にダリの美術館を作るという熱意に燃えて・・・そうしてそのために、実際に行動した・・・だから今、自分がここに立っていることができる・・・。
もう、いくら感謝してもし過ぎることはないですね。 自分はこの人には遠く及ばないけれど、同じダリに取り憑かれた人間のはしくれとして、多少なりともダリに関して、人さまのお役に立つようなことをせねば、との思いを新たにしたことでした(と、一応はカッコ付けてみたりする)。

新収蔵の油絵(全画集745)は、先のパンフレットの小さな図版では気付かなかったけど、今度のパンフレットやポスターの大きな図版で見たら、なんとヒビだらけ!  こりゃこりゃと思って実物を見たら、またしても小さくてびっくり!  しかも、ヒビはほとんどない!  ギャラリートークによると、これは電話で参加のオークションで落札したため、現物の保存状態を確認できなかったのだそう。 でも、作品の修復と保存も美術館の重要な役目なので、かなり手を掛けて修復したそうで、その様子が絵の脇に展示してあったのですが、これは本当にすごかったです。 係の人も、見違えるようになった、とおっしゃっていました。
これは、ダリの作品としてはほとんど知られてないものでしょうが、私は気に入りました。 いかにもダリらしくて、いいですね。

もう1枚のペン画(全画集856)は、『魔術的職人芸の50の秘密』の挿し絵として描かれたものですが、余白にペンの“慣らし書き”らしいゲジゲジ(?)があって、ダリもこうやってインクの出を確かめながら描いたんだな、なんて考えると、微笑ましい気がしました。 この“ゲジゲジ”は、挿し絵では当然削除されていますが(カットではカット、なんちゃって)、企画展のパンフレットにはしっかり入っていて、なんか得した気分。 こういう配慮はうれしいですね。

特別展示の『カルメン』は、オペラ同様4部に分け、ストーリーに沿って並べて、各幕のあらすじと個々のタイトルも記した親切な構成。 原作の小説やオペラを知らなくても楽しめます。 有名な曲については、歌われる場面も記しているので、ダリの絵を眺めながら、ああここであの歌が流れるのか、なんて想像することもでき、いつもとはまた違った楽しみ方ができますよ。

ちなみに今回の企画展では、図録は発行されていませんが、その代わりとして、出品作のリストを載せたパンフレットを配布しています。 これもなかなか、粋な計らいと感じました。

この日は、ギャラリートークが終わったら、なぜか団体さんがうじゃうじゃ。 何事かと尋ねてみたら、あの『迷宮美術館』がまた、今度は単独でここを取り上げるのだそうで、スタッフ総出(?)で下見(?)に来てたみたいなんですね。 当然打ち合わせもあったでしょうから、かなりお忙しそうでした(でも、なにも盆の最中にせんでもいいべに・・・)。


最後に、ついでで申し訳ないのですが、mayさま、展覧会の続報をありがとうございました。 私は外国どころか、国内でさえも日帰り圏しか行けないので、またなにかおもしろい展覧会があれば、教えてくださいまし。
 
 
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