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『ダリとファッション』展鑑賞記 その2

 投稿者:dalist  投稿日:2012年12月21日(金)14時09分35秒
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  最初のコーナーは香りがキーワードということで、コーナーの最後にはダリが手掛けた香水が置かれていました。 ダリの香水については、書籍221の200頁に、「鼻や口や(男性用に)睾丸の形をしたシュルレアリスティックな瓶に入った香水がニューヨークや東京といった大都市で発売され、飛ぶように売れた」とあるのですが、この“男性用に睾丸をデザインしたボトル”というのを、私はまだ見たことがないつーか、どれがそれなのかわからないので知りたいのですが、展示されていた9点の中にはなさそうでしたね。 ちなみにabeさまが買われたオーデコロンは男性用だと思いますが、ボトルはどんな形だったのでしょう。
ところで、ダリが手掛けた化粧品は、香水だけだったのでしょうか。 昨年7月のMayさまの書き込みによれば、ファンデーションもあったらしいですね。 だとすると、“ダリとコスメ”なんていうテーマの展示も考えられそうですが?

次のコーナーは、いかにもファッションという感じの服飾デザインでしたが、見覚えのない作品もあって楽しめたものの、さすがにパネル展示ばかりで、現物を伴わなかったのが残念でした。 その中の『裂け目ドレス』は、1980年のポンピドー・センターでの回顧展の図録の表紙にも使われており、表紙は布装なので、これを参考展示しておけば、少なくともその雰囲気くらいはうかがえたろうと思うのですが。 関連作品として展示されていた油彩画も、セレブ夫人の肖像画はともかく、『ゼウス像』となると、どこが服飾に関係するのか ??? でしたしね。

3番目のコーナーは、ダリ(とは限らないのかもしれませんが)のファッションに潜むエロティシズムに注目したもので、帽子が紹介されていますが、やはりパネル展示に留まっています。 確かに言わんとしていることはわかるのですが、他のコーナーほどには興味をそそられませんでした。 これは、関連作品として展示されているオブジェや版画が、エロティシズムをテーマとしたものではあっても、ファッションとの関連が希薄(?)なことにもよるのかもしれません。


今回はここまでにさせていただきます。 そいぢゃ。



PS:
abeさまがダリの絵に匂いを感じない、といっておられるのは、とても興味深く思います。 abeさまは以前も、味だけでなく、舌触りや歯応えについても考察されていましたが、私はそれを、ただただスゴイと思うだけだからです。 私はダリの絵を見ても、ぜんぜんそんなことには思い至らず、どう感じますか? といわれてさえ、まだピンとは来ません。
逆に、私が個人的にダリの絵で気になっているのは、動きを感じないこと。 軌跡を描くという、いたって古典的な手法を用い、“激しく動いている状態を描いた”と解説される『生きている静物画』ですら、止まっているようにしか見えません。 もうひとつ、音も感じませんね。 “永遠に凍結された無音の世界”というのが、私がダリの絵に感じるイメージなのですが、それについて記すのが本稿の目的ではないので、この件についてはここまでにさせていただきます。


 
 
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